Alfaromeo R.Z. 降臨 / その弐
さて、以前のブログでは、衝撃的な価格で発売された "Alfarmeo R.Z. Anniversario"との出逢いのきっかけと、”通常”のAlfaromeo R.Z.との僅かな差異についてを綴りました。しかしながら結局私は、¥5,950,000というほぼ半額の”R.Z. Anniversario”を購入することは叶いませんでした。 (元々は、Alfa155Q4に増車という形でR.Z.を所有するという構想を描いていたのですが、それは脆くも崩れ去りました。)
その原因は、単純に”色”でした。
当時の私は、Alfaromeoのカラーと言えば、「当然、Rossoだろ!」と思っていました、従って、恐る恐る足を踏み入れた高島平の”霊峰”において、「すみません。。。。Alfaromeo R.Z.の75周年記念モデル、ありますか?」との一言から始まったR.Z.購入への道程においても、当然、購入希望色はRossoを前提としていました。
Alfaromeo R.Z.はS.Zとは違い、赤・黒・黄色の3色が標準カラーとして用意され、この他僅かに生産された、3台の銀、1台の真珠白といった個体を含め278台が生産されましたと言われています。(1996年のALFAROMEODAYで知り合いになった方が日本における銀R.Z.の最初のオーナーで、「その前年に購入した。」とお話しされていました。)そして、R.Z.のイメージカラーはそのカタログ(というより、日本でいえば”Cカタ”に近い三つ折りのブローシャーです。)を飾っていることからもお分かりの通り、”黒”でした。
当時、”教祖様”に「何故、S.Z.は赤だけなのに、R.Z.は3色もあるのですか?」とお尋ねしたところ、「イタリアでは、跳馬Fや、S.Z.で顧客層が既に”赤”い車は所有しているので、それら顧客のセカンドカーや趣味のコレクションで購入されることが想定されるR.Z.は、黒・黄色といった違う色の設定も必要なのです。」とのことでした。
具体的な購入に関する話も進み、(といってもオプションなどありませんから、単に金銭面と、教祖様による”人物評価”です。) 「ところで色は何色が希望かな?」
勿論、「”赤”です!」
すると、「それは対象外だから難しいなあ。。。。。基本的に75周年記念車は”黄色”か”黒”だからねえ。。。。」とのお答えでした。
「えっ。。。。(驚) それじゃあ”赤”はないのか。。。。。」(確かに、当時の自動車専門誌掲載の広告で見かける車両は、”黄色”か”黒”でした。)
これには本国ZAGATO社の経営状態と、R.Z.の「生産ロット」が大きく関係していたのです。
その原因は、単純に”色”でした。
当時の私は、Alfaromeoのカラーと言えば、「当然、Rossoだろ!」と思っていました、従って、恐る恐る足を踏み入れた高島平の”霊峰”において、「すみません。。。。Alfaromeo R.Z.の75周年記念モデル、ありますか?」との一言から始まったR.Z.購入への道程においても、当然、購入希望色はRossoを前提としていました。
Alfaromeo R.Z.はS.Zとは違い、赤・黒・黄色の3色が標準カラーとして用意され、この他僅かに生産された、3台の銀、1台の真珠白といった個体を含め278台が生産されましたと言われています。(1996年のALFAROMEODAYで知り合いになった方が日本における銀R.Z.の最初のオーナーで、「その前年に購入した。」とお話しされていました。)そして、R.Z.のイメージカラーはそのカタログ(というより、日本でいえば”Cカタ”に近い三つ折りのブローシャーです。)を飾っていることからもお分かりの通り、”黒”でした。
当時、”教祖様”に「何故、S.Z.は赤だけなのに、R.Z.は3色もあるのですか?」とお尋ねしたところ、「イタリアでは、跳馬Fや、S.Z.で顧客層が既に”赤”い車は所有しているので、それら顧客のセカンドカーや趣味のコレクションで購入されることが想定されるR.Z.は、黒・黄色といった違う色の設定も必要なのです。」とのことでした。
具体的な購入に関する話も進み、(といってもオプションなどありませんから、単に金銭面と、教祖様による”人物評価”です。) 「ところで色は何色が希望かな?」
勿論、「”赤”です!」
すると、「それは対象外だから難しいなあ。。。。。基本的に75周年記念車は”黄色”か”黒”だからねえ。。。。」とのお答えでした。
「えっ。。。。(驚) それじゃあ”赤”はないのか。。。。。」(確かに、当時の自動車専門誌掲載の広告で見かける車両は、”黄色”か”黒”でした。)
これには本国ZAGATO社の経営状態と、R.Z.の「生産ロット」が大きく関係していたのです。
(ZAGATO社におけるR.Z.の生産風景。R.Z.プレスリリースキット付属Photoの中の1枚より)
R.Z.の生産はその生産ロットによって、”大方”その生産される”色”が決まっており (というよりは、上記写真でもお分かりの通り、”手作業”による生産ですので、傾向値と言った方が適切かもしれませんが。。。)、その生産は、概ね40~50台を1ロットとして生産されているとのことでした。私が商談に臨んだ時期には、既に最初の2ロット(約100台前後)分は主に、ヨーロッパの顧客やコレクターにデリバリーが完了してしまっている、というのです。
その生産ロットにおけるカラーを大別しますと、
その生産ロットにおけるカラーを大別しますと、
- 最初の 1ロットはR.Z.のイメージカラーである”黒”を主体として生産された。
- その後の2ndロットで、Alfaromeoとしての定番、”赤”が主に生産された。
- 2ndロットの生産終了の後、”黄色”の生産を本格的に開始、この1ロットは”黄色”と”赤”の混流生産となる。
- 以降、概ね、少数の”赤”の生産を除き、主として”黄色”と”黒”が生産される。
- 上記4以降においては、その部品供給の関係から、10台前後で交互に、”黄色”と”黒”が生産される。
- 尚、最終ロット近くなり、顧客の特別な要望により、”銀”が3台生産される。
といったものでした。
(尚、上記5における部品供給はZAGATO社の経営状態も影響を与えていたと一説には言われています。)
そして、このZAGATO社創立75周年記念のAlfaromeo R.Z.Anniversario”は、上記のうち、主として(もちろん、イタリア本国との太いパイプの有無等によって異なる場合もありましょうが)、4.以降に生産されたモデルを対象としていました。
結果として、このZAGATO社創立75周年記念モデル ”Alfaromeo R.Z. Anniversario" の対象色は、実質的には、”黄色”と”黒”に限定されたものだったのです!!!!
尚、この75周年記念車両の発売を機に、本来、各種雑誌広告に「¥ASK」と掲載されていたAlfaromeo R.Z,の販売価格は、軒並み「¥5,950,000」へと変更されていったことは言うまでもありません。。。。
(最終「その参」に続く)
(Pliers Art ”Alfaromeo R.Z.” Custom-Made Ediition)
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